ミナミヌマエビ(小さな淡水エビで簡単に増えます!寿命は1年、大きさは3cm以下)
オス、メスの違いは体の厚みというか・・・、抱卵の関係で腹部分の足?ヒレ?の名称は腹肢ですが、それがメスは長いって感じです。少し大柄で厚みがあるのがメス、ちっこくて細いのがオスです。
エサをやると アホ全開になります!
ミナミヌマエビ物語19.5.13
オス(父)
メス(母)
とうとう、うまくいきました。私が欲しかったエビだらけのエビ王国です。
春うららの、4月半ば、↑もう2月生まれが抱卵なんです、抱卵、( ̄^ ̄)>
いやはや=3 チョロチョロしているのが3月生まれ
同じ親エビから↓2月7日に産れて、すぐ抱卵し、3月8日に又生まれた兄弟エビ達です。
←同じ2月産まれでも大きさはバラバラですが、でも、一番大きいものでもまだ2cmソコソコなんですよ。半分位の大きさが3月産まれです。
エビは生きた物を食べないお掃除係ですので、チビエビが居ても、チビメダカでも、全く興味を示しません。扱いやすい奴です。これが2月産まれの母エビ様の証拠写真↓
ミナミヌマエビの産卵は、メダカより簡単なところがあります。
それは、親から隔離したりする必要がないという事です。放りっぱなしです。
2月産まれのエビが4月半ばに抱卵。5月半ばに小エビが誕生です。早いサイクルです。
まだ2cm位です。しかし、3cmにもなると死んでしまうエビなんです。大きい子から死んでしまいます。
考えてみると、メダカは2,3年は生きますが、ミナミヌマエビは1年の寿命なんですね。
だから、いつも、いつも、大変忙しそうに一心不乱に何事かを実行中です。
見事なヌケガラでしょ?!
ヒゲや手足、内蔵まで抜けるんだそうです。
その為、抜ける1日前は食事を控えるそうですよ。エライ!!
この2月産まれのミナミヌマエビの誕生記録です 。
冬のある深夜(19.1.12)のことでした。
なんとミナミヌマエビの密会をわたくし目撃しました!
ここはヒーター入り(18℃)の30cm子メダカ水槽。
そして、こんなラブラブな光景を激写しました!!真冬のミナミさん、何をするやら・・。
ミナミヌマエビは常日頃、一緒に行動する事もなく(うちだけ?)いつもバラバラで好き勝手主義なのにですねぇ、この日深夜1時、こんな光景を見て、慌てて写真を撮りました。
怪しい、あやしい〜、こんな光景見た事ないし・・ですね、
これって?交尾@@
翌日の映像です↓
ギッシリ卵が詰まっています。
たった1日でこんな風に抱卵なんですね。驚きです。
そして、15日経過が、この写真(1.27)。
卵は育っている様ですが、でも私、抱卵期間がわかりませんでした。目が出来ているのは写真でもわかります。
盛んに腹肢をパタパタさせて、卵に新しい水を送っています。健気ですねぇ〜。卵が無い時にはあまりしない行為です。抱卵時の特徴だと思います。(1.30)
1月28日(15日経過)
2月に入って、もうソロソロと気をつけてはいたんですが・・、やはりエビの産卵は目撃出来ませんでした。エビさんは秘密主義なのです。残念です。気付いた時には、親エビの腹は空っぽで、小エビは水槽内に流れ解散の模様・・。なかなか捜しても見つかりません。
2月7日生まれ 抱卵期間26日位。
生まれてから1日経っています。
オス左、メス右の違いがわかりますか?オスが小柄で点々柄ですが、メスは点々が点線柄になったりしてます。
このヤマトヌマエビはミナミヌマエビに比べると大柄で5,6cm位です。比較的大人しく、コケを食べ、元気ものです。コケ食いならコイツという巷の噂です。寿命は3,4年と長く、しかし産卵はやたらと難しいのです。
卵から孵ったヤマトヌマエビのゾエア御一同様は川の流れに乗り、海に向かって行きます。約3日位までに川が海の水と混じりあう汽水域まで到達して、そこで一定期間育つ為、淡水から、汽水(70%海水)に移します。
そして、1ヶ月程で、幼生から脱皮を繰り返してエビに成長します。
エビになれば、今度は汽水から真水に返さなければなりません。
幼生は塩水でなければ、脱皮が出来ず、成エビは真水でなければ脱皮が出来ないそうです。脱皮が出来なければ死んでしまいます。
てぇ〜、訳で、ヤマトヌマエビの産卵に挑戦していました・・とほほ〜
2匹が同時に抱卵していたのです。9月の初めの事です。
一体何時からの抱卵なのかもサッパリ検討がつきません。というのもエビはフナムシ的性格なので、裏とか日陰を好み、捜さないと、いや捜しても見つからない事が多いのです。見つけたのは幸運だったのです。
で、2週間程して、覚悟を決めて隔離しました。ネットで調べると、1ヶ月が抱卵の期間で、後、ゾエア(幼生)を放しますが、環境が変化すると、たちまち落卵してしまうので、隔離した次の日には、落卵すると思わなければならないのです。出来るだけ、親エビの腹で育ってからの方が育つ確率も高いのです。
翌日(18.9.14)、下調べの通りに、2匹揃って落卵しました。
でも、ゾエアもいて時期としては少々早めでしたが、初めてとしては、まあまあという結果でしょうか。
親エビを元の水槽に返し、ここからが大変な時期です。
3日以位で汽水域まで到達するという事で、およそ3日で微生物のいる馴染んだ70%の海水を作らなければなりません。こんな0.1mmもないようなゾエアでは人工エサは食べないのです。エライ事になりました。ダメならゾエアちゃん餓死という事です。
塩(人工海水の塩)を1リットルに35gで100%海水です。70%海水は、1リットルの水に24.5gの塩で、よく混ぜてそれに子メダカの水槽の底に溜まったゴミ状のトロリとした茶色の物を入れてかき混ぜました。本当はよく日にあてて、コケの発生があれば申し分ないのですが、馴染ませる時間の余裕もなく、一か八かで御座います。
1日たってから、水槽の底に一杯いた卵やゾエアを水ごと、70%汽水の30cm水槽に一気に入れました。もちろん、この真水の量も測り、塩を追加しました。水草や流木、ウィローモスもタップリと追加しました。でも、心配でたまりません。
メダカの様に卵の中で動いたりせず、このままだと、すぐにカビてくるそうなので、エアーで水を動かす必要があります。その他、1日に何度となくスポイトでくまなく水を動かしました。吸い込んだ水を水面上で吹き付けると、細かい泡といっしょに水流が巻き起こり、なかなか痛快です。コレは、自然の汽水域での潮の満ち引きの真似のつもりです(これが悪かったのかなぁ・・)。
孵ったばかりのゾエア x60
右は、汽水に移って2日経過のゾエア。えさを掴んでいます。少しは大きくなってきました。↑
でも、他の人の成績を見てみると、この程度までは誰も成功しているようで、1ヶ月位が全滅の危機みたいです。とても心配なところです。エサ!これが一番の難関なのです。泳ぐ力もあまりないゴミの様なゾエアがエサを捕まえる為には、かなり豊富にエサがないと餓死です。酸素不足には弱い為エアーも必要です。でも、いずれ全滅は免れないかも・・・・・・・、でぇ〜、10日程で全滅でした・・、残念!
というのも、数がドンドン減り、水質の悪化が心配で、小さなろ過機を付けて以後、1匹も見当たらなくなってしまいました・・、アホ?
そして70%海水の水槽に生まれてしまった子メダカを引越しさせて、期待は次の抱卵エビ!
ヤマトヌマエビの抱卵期間は、満月から満月、新月から新月という風にネットで説明されていました。
私がこの抱卵に気づいたのは9月18日、次の満月まで待ちきれず、もう、次はないと10月1日に隔離いたしました!
もう、落卵してしまいそうで、心配で心配で・・。
しかし、水が変わると落卵する(前回も)という事なので、アホなエビに隔離されたと気づかれぬ様に、同じ水槽に←隔離用1リットルカップを入れて、同じ水槽の水でマンマとエビを出し抜いたつもりでした。次の日も、又次の日も、落卵は免れたのですが・・・。
敵も然る者、知らぬうちにカップが傾き、エビの脱走でカップは空だったり、メダカが隔離用カップに入っていて、エビは散歩なんて・・、トンマな事件ばかりでして・・
でも、今回もやはり、加減がわかりません。
そして、10月7日いよいよ満月〜〜!落卵?と期待していたのに・・、落卵せず、次の日も又、落卵はなく・・。もう、気が気ではありません。お腹もパンパン、卵の色も黒から褐色になって、薄くなってきたように感じ、皆カビて大失敗なのか?・・とか・・
一体、何時なんだ〜?とカップの底のゴミを顕微鏡で見てみると・・
そこには・・、腹からこぼれた卵がいました。
そして、毎日、毎日、エビは卵を落とし続け、私はゴミ(卵を思われる)をスポイトで拾い続け、用意しておいた汽水の塩水(海水70%)の水槽に移しましたが・・・、ドンドン、ゾエアは増えているはずなのに、そんな気配は全然なく・・・。
約1週間余り、ダラダラと落卵は続き、一体どうなっているんだろう?と思いつつも、やっと、腹から卵が無くなり、親は元の水槽へ放し、ホッと一安心・・・です。苦労を掛けてくれましたぁ〜。
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写真↑は半分以上卵が減ってきた頃です。もう一つ上の写真と比べると減っているのがよくわかります。
しかし、今回は大失敗でした。多分毎回2,3日でゾエアは居なくなったと思います。毎日、卵を追加していたので、いつもゾエアが居る状態になっていて、失敗に気づくのが遅かった・・のでした。
エアーは必要ですが、下のゴミはかき混ぜたりしない方がいいそうです。ヤマトヌマエビは清流に住み、下に溜まっているゴミ(有害物質)にとても弱いんです。それに水のヨゴレの原因になるので、エサはやらない方がいいそうです。知りませんでした・・、カクッ!
円の中に少し卵が透けてます。これが、最後の卵でした。
でも、でも・・本当に残念無念です。最後の落卵から6日後には、1匹のゾエアも居なくなり、又もや失敗・・。
肉眼では卵の一つ一つは小さくて見えないし、 ゾエアも動くゴミ程度です。しかし、可愛らしさは世界1!
執りつかれてしまいました。又の機会が訪れる事を願っております。